シンボルマーク
篠塚正典様から一言
シンボルマークをデザインするにあたり、田中尚寛社長とコンセプトの話しをしていた中で、これからグローバルに成長していくためにロゴは英語表記にしましょう!
という私の提案はすぐに決まったのですが、「田中手帳」をどう英語表現するか?
英語で「TANAKA」だけでは伝わらない。
「TANAKA Pocket book」、「TANAKA Index」、「TANAKA Planner」などなど、色々考えたが、どうも今の「田中手帳」を表すピッタリの英語表現にならず、行き詰まりました。
もっと「本質的」概念から考えましょうというご提案をし、手帳作り一筋でやってきた
「田中手帳」に昔から変わらずに流れている「本質は?」と聞くと、田中社長は「糸で1ページづつ綴じるのが手帳なんです」と答えました。
それを聞いて私は「それだ!」、「綴じる」。
「綴」という漢字をモチーフにデザインしましょう!
「綴」という字は「田中手帳」の「本質」を表している!
こうしてこのシンボルマークができました。
日本発の老舗企業がこれからは世界へ羽ばたき新しい未来を創っていく、そんな姿が私には見えます。
プロフィール
篠塚 正典(しのづか まさのり)
株式会社 イデア クレント社 代表取締役
東京コミュニケーションアート専門学校 学校長
大阪デザイン&ITテクノロジー専門学校 学校長
略歴
- 昭和35年
- 東京都江東区生まれ
- 昭和59年
- 多摩美術大学 美術学部 グラフィックデザイン科 卒業
- 平成元年
- アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン(アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスにある美術大学)グラフィック&パッケージ科 首席で卒業
- 平成3年
- ランド―アソシエイツ米国本社入社(米国最大規模のデザイン会社)
- 平成4年
- ランド―アソシエイツ東京支社に異動
- 平成5年
- ランド―アソシエイツ社が受注した1998年長野冬季オリンピックのシンボルマークデザイナーに決定する
- 平成7年
- ランド―アソシエイツ社 退社
株式会社 イデア クレント社 設立
教職歴
1995(平成7年)
東京コミュニケーションアート専門学校 副校長
1995(平成7年)~現在
名古屋デザイン&ITテクノロジー専門学校
福岡デザイン&ITテクノロジー専門学校
仙台デザイン&ITテクノロジー専門学校 副校長
1996~2008(平成8年~平成20年)
東京家政大学 講師
2000~2004(平成12年~16年)
清華大学美術学院(中国・北京)講師
2017~現在(平成29年)
東京コミュニケーションアート専門学校
大阪デザイン&ITテクノロジー専門学校 学校長
主要業績
長野冬季オリンピック エンブレム、
Dynabook株式会社ロゴマーク、
株式店頭市場「ジャスダック」シンボルマーク、
三井化学シンボルマーク、
女子プロゴルフトーナメント「北海道明治カップ」シンボルマーク、
住友化学「SMASH」B.I.デザイン、
株式会社東武スポーツ シンボルマーク、
エイベックス「創立25周年記念」シンボルマーク、
等多数