1970年には株式会社に法人化。高度成長の波に乗り手帳の需要は右肩上がりに増加し、その需要に対応するために「近代化促進法」を活用して資金調達し、量産を可能にする高速で且つ正確に処理できる生産設備を増強していきました。ここでも永年培った職人の技を活かし、田中手帳独自の生産ラインを構築していきました。1980年には現工場(平林工場)を建設し移転。個別機械を統合し独自のライン化を積極的に進めました。この頃からワンストップでの受注依頼が増えてきました。
1990年代になるとコスト問題から手帳も中国で製造される時期もありましたが、永年手帳専門企業としてのノウハウに、さらに磨きをかけ高品質な手帳づくりを続けることで、その影響もほとんど受けず順調に成長することができました。